アウトプット日記

2,000万円の借金をした僕が経験・挑戦したこと。そして学んだこと。

僕がプログラミングスクールを辞めた3つの理由

はじめに

僕は2019年10月ごろから、某プログラミングスクールに通い始めた。僕は、どこにでもいるサラリーマンである。ただ、周りの人と違うのは多額の借金を背負っているということ。

 

借金を返済するために、新しいスキルを身に付け、副業をして副収入を得て、返済に当てることが、入校当時の心境だった。本業をこなしながら、学ぶということはハードでありながらも、充実した日々を過ごすことができた。

 

スクールを退学した時期は、残り1ヶ月ほどのカリキュラムを残した段階で退会した。およそ半年ほどのカリキュラムをこなしながら、自分のキャリアを考え、「退会」という決断をしたことに後悔は一切していない。

 

退会した後は、清々しい気持ちであった。スクール費用も払った分、借金が増えたけど。

今回は「副収入を得るためにプログラミングを学んで実践することはなんか違う。これじゃないな。」と違和感を感じたこと、退会を決断した理由について書いていきたいと思う。

 

副業をすることが一般的になってきている昨今、プログラミングや何らかのスキルに目をつけて、学ぼうとしている、そんな方の一助になればと思います。

 

※本記事は、プログラミングスクールを批評するのではなく、プログラミングスクールを通して自分キャリアについて向き合った内容となっております。

 

僕の本業について

まずは、僕の本業について簡単に紹介しておきます。僕は、不動産会社に勤めているサラリーマンです。しかし、世間一般的に認知されている、「賃○○宅サービス」や「ス○モ」等で物件を探して、賃貸や売買を行う不動産会社ではありません。

 

それとは違い、不動産ファンドに関連する仕事を主に行っております。簡単に言うと不動産ファンドの組成から運用、出口戦略を策定、実施するよな仕事をしています。

 

土日休み、給料は歩合のない会社です。友人が少ないこともあり、休日の時間を有効活用して、副収入を得て、借金返済をしよう!と考えるようになりました。

 

しかし、副業をしようにも、派遣会社へ登録をしたり、バイトをするなどの「時給」の仕事では、自分時間の切り売りをするだけで、スキルアップをすることができません。

 

ということを頭のなかでグルグル考えて行き着いたのは、

「これから市場価値が高くなる仕事をしよう」

   ↓

YouTubeでよく広告に上がっていることもあるし、需要がありそうだから、プログラマーになろう!」

という単純な思考の結果でした。

 

某プログラミングスクールはどうだったのか

結論から言うと、非常に良かった。ロジカルに考えるようになり、自分の経験も増え、教養としてプログラミングを学べたことが良かった。

カリキュラムは主に3段階に分かれていた。

・基礎編
・応用編
・最終課題

と分かれており、内容も非常にわかりやすく作り込まれていました。
スクールの生徒・同期も意識が高く、モチベーションも維持しやすい環境でした。

 

僕が通っていたスクールは、転職成功率も高く、転職を考える人にとってはすごく魅力的に見えました。そう、「転職を考える人」には。。。

 

では、カリキュラムにも不満がないのに何故やめたのか。

 

僕は転職ではなく副業がしたかった

カリキュラムが後半になってくると、今後のキャリアについて考えるようなカリキュラムでした。改めて、カリキュラムが後半に差し掛かったところで、僕自身の今後のキャリアについて考えました。

 

1)そもそも何故プログラミングスクールに通ったか?

・空いた時間で副業をし、お金を稼ぎ、借金返済に当てる為
・大前提として本業にコミットしたいので、副業は原則土日の休日に行う
・現状で、転職する気はない(転職したてで、本業が充実しているから)

僕は、副業がしたい気持ちを持ちつつ、本業に対して貢献し、成果を上げていきたいという気持ちが強かった。副業をすることは「手軽な仕事で収入を得る」という感覚に近かった。

 

2)プログラミングスクールで学んだことを生かせる副業はあるか?

クラウドワークス等で仕事を探すが、WEBページを作る仕事ならある
・プログラミングの仕事を受けるには、基本的に実績を求められる可能性が高い
・土日のみの稼働の仕事が見当たらない(よく見かけたのは平日週3回の勤務形態) 


ここで、1つの仮説が生まれた。
「プログラミングスクールは転職には強いが、副業案件の獲得に強くないのではないか?」

入会前を思い返すと、確かに「副業は難しいです。転職をお勧めします。」と。それでも良いと思って決めたので、後悔はない。

 

恥ずかしいのだが、入会前に言われたことを、体現することになってしまったのだ。


 

3)プログラミングには継続的な学習が必須

また、プログラミング言語は、都度アップデートされるので、それに対して、対応しなければならない。

 

果たして、僕の想定している「土日限定型のコミット」で、案件を獲得する事や、実際にお金を稼ぐことはできるのか?を考え始めた。

 

すると、以下のように考えるようになった。

・実務経験0年の人間に仕事(報酬)をくれるのか?
・本業に対しての意欲はあるが、プログラミングに対しての意欲は同じくらいあるか?
・本業は楽しいが、プログラミングを楽しいと思えているか?
・土日のみのコミットで、スクールの生徒や他のプログラマに勝てる価値を提供できるのか?
・土日も時間を割くのであれば、もっと本業にコミットできないか?

 

上記のことを考えたたが、受注できそうな案件がないか調べていると分かったことも出てきた。

・WEBページ作成の仕事はたくさんあるが、プログラミングではないこと(しかも単価が安い)
・副業案件を探していると、「スクールの成果物は見飽きたので.....」という募集ページを見た(つまりスクールで作成した成果物は受注する上で、評価される対象ではない)
・自分自身の手で新しいサービスを作る必要があるが、その意欲はない

もちろん、この状態から解決策を探すことが大切なのだが、本業に対して、今後のキャリアや、仕事に対して真剣に向き合うことができているのか?ということをふと思った。

少し仕事に余裕があるから、副業でもしてみようかな、と思っていないか?と自問自答をした。

 

おそらく出来ていない。本業にコミットしたい、と言いながらも、現在100%コミットできていない(していない)のに、何を自分は考えているのか。

 

それよりも、自分の好きな本業を極めることで、知見を深められるはずだし、それをアウトプットする方が、より効率的に自分の市場価値(収入)を高められると自問自答した中で結論が出た

 

プログラミングスクールをどのように活用したらいいか

では、僕の経験からどんな目的でプログラミングスクールを活用したらいいのでしょうか?

・未経験からIT業界へ転職をする為
・教養や自身の経験として学ぶ為

この2点だと僕は考える。

 

プログラマーとして、副業やフリーランスという立場で仕事をしたいと考えるならば、自分自身のイメージと、現実のギャップを見ておく必要があると、強く感じる。

 

どのような案件があり、どれくらいの規模感(納期のスケジュールや、報酬等)で案件を募集していて、自分はどんな仕事をイメージしているのか?自分の目で確かめる必要がある。

 

今現在、僕が入学したスクールは、リニューアルしており、転職やデザイナーのプログラミングに強くコミットしていた気がする。それほど、副業に対してはスクールにコミットすることが難しいのだと思う。

 

アメリカでは、エンジニア人口が2021年までに100万人不足しているようで、現状60万人位だそう。

 

この不足している40万人を海外から採用しているのだが、日本の優秀なプログラマーは、言語(プログラミング言語ではなく会話の言語)の壁が高く、あまり日本人が海外で活躍をしている例は少ないそうである。

 

今後、プログラマーとして活躍をお考えの方は、海外進出も、自身のバリューアップの選択肢として、とても大きな1つかと思います(僕がいうと説得力ありませんが)。

 

まとめ

僕は、プログラマーとして副業で稼ぐことを前提にして、プログラミングスクールへ通った結果、プログラミングスクールを途中で辞めることを決断しました。

 

しかし、副業ではなく転職を前提とするのであれば、うまくいく可能性が大いにあると感じました。未経験であるものの、スクールを通して学習、実践することで、入社後のポテンシャルを見込んで採用してもらえるからです。

 

プログラミングスクールは、転職を前提とするならば非常に良い環境であると言えます。

フリーランスや副業を想定する場合であっても、学習するには良い環境であると思いますが、自分自身でアプリケーションを作るなど、主体的に行動しなければ、実際に案件を獲得することは難しいと思います。

 

フリーランス、副業を検討されている方は、一度実際に案件を探してみるといいと思います。「wantedly」は未経験でもフリーランスの案件を探せました。

 

最後になりましたが、プログラミングスクールを辞めた3つの理由をまとめると

・プログラミングスクールは「転職」が強い
・本業に最大限コミットしていなかった
・本業と副業を掛け合わせる方が効率的に市場価値が高まる可能性がある 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございます。

ではまた!